日時:平成28年9月22日(木曜日/祝日)13:30~
場所:東御市文化会館ロビー
出演:松代雅楽協会
長野市松代町には、江戸時代から藩楽として雅楽が伝承されてきた。明治になると西洋文化がどんどん入り、日本の文化が押しやられてしまうことを心配した松代出身の、陸軍省翻訳官宮島春松は、雅楽を現代化して教育の中に取り入れ、庶民になじめるようにと古典などから詞を選び50の作曲をした。
これが「松代雅楽」と呼ばれ、日本三大雅楽のひとつと言われるほど盛んなものであったという。
残念ながら後継者不足などから、1954(昭和29)年の演奏会を最後に途絶えてしまった。
80年代に入り、有志が集まり「ふるさとの文化遺産をこのまま朽ちさせてよいのか」と復活を呼びかけた。その結果、多くの人の支援と仲間の熱意と努力によって、95年に松代雅楽協会が発足。雅楽師東儀秀樹さんの指導を仰ぐ幸運も重なって復活することができた。
毎年11月の文化の日を定期演奏会と決め、松代藩文武学校で開催している。
松代の音、として・・・
会員は現在、松代を中心に長野市内と飯山市など市外からも参加して松代固有の文化を大切にしようと活動を続けている。若い人たちの入会を期待しながら
松代雅楽協会