東御市発足20周年記念コンサート特別展
奥村直(ただし)童画展
会 期:2025年3月15日(土)から3月23日(日)
開館時間:9:00から17:00
休 館 日:3月17日(月)
会 場:東御市文化会館 展示室
料 金:入場無料
展 示 数:46作品(予定)
奥村 直(おくむらただし)
昭和9年生まれ。父は東京美術学校卒(現東京藝術大学)の画家、母は東京音楽学校卒(東京藝術大学)のヴァイオリニストという芸術家夫婦の次男として生まれ、幼少期を東京にて過ごす。昭和14年、戦争疎開先の軽井沢にて母を亡くし、その直後に1歳2ヶ月の次女が病死。昭和20年、真田に、数年後大屋に移住。父が脳梗塞になり自宅療養、妹が結核になり療養所に入院、と、看病の日々を送る。昭和29年、父が他界したことを機に、亡父の義理の弟である洋画家、梅原龍三郎の支援を受け、武蔵野美術学校にて自身の希望であった画業を修める。その頃から童画にも興味を持ち、日本童画会※に作品を出展、会員に推挙される。その後、妹が退院することになったが、東京に連れて行くのは良くないという理由で、当時就いていた日本テレビのデザインの仕事を辞め、上田に拠点を移す。デザインの仕事をしていたことを人伝に聞いたパッケージ会社からちょうど仕事の誘いがあり再就職。以降、デザイン、管理職を歴任し、定年退職を機に再び画業に専念。以降、個展、地域の企業や自治体等からの依頼による作品等を数多く手掛けた。
※日本童画会は1946年から1961年まで活動していた団体。武井武雄氏(岡谷市出身)などが中心になり、童話や童謡などの児童文学の影響を受けた子供向けの絵本作品(武井氏が童画と名付けた)の普及、地位向上を目的としていた。作者はその後期に参加し、武井武雄氏、初山滋氏、いわさき・ちひろ氏等の著名な童画家とともに活動していた。
依頼作品
・『信濃國別所温泉周邊圖』(絵地図)別所温泉花屋旅館、フロント近くの廊下に展示。
・『上田周邊繪本地圖』(絵地図)信濃路うさぎや、商品パンフレット裏面。
・上田地域図書館ネットワーク『エコール』利用者カード、デザイン。
・『しあわせな王子』絵本出版(絵、訳)佐久市小雀保育園より委嘱
・その他、自費出版の本の表紙や、コンサートのチラシ、肖像画等を多数手がける。
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